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【大阪「正論」懇話会】拉致問題報じないメディア、政治の不作為…「被害者、もっと救えたのでは」元産経新聞記者・阿部雅美氏

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 そこで嫌な話だが日本の出番となる。日朝首脳会談が実現すれば拉致と戦後補償などがリンクした話になるだろう。米国も韓国も中国も金は出さない。日本との交渉に持ち込まれる可能性はかなり高い。それを拉致と絡めて政府がどう解決に結びつけていくか。日本にとってもおそらく最後のチャンスになる。

 米朝会談が決まる数日前にシンガポールのテレビ局から取材の依頼があった。日本人拉致は知られておらず、特に(産経新聞が昭和55年に初めて報じた)最初の頃はどうだったかを取材したいとのことで、会談前に放送するそうだ。

 拉致事件は産経新聞が初めて報じ、平成9年の横田めぐみさんの拉致報道まで17年。国民の間でも拉致の認識時期に差がある。拉致を報じないメディア、政治の不作為もあった。

 日本社会は拉致を放置してきた。誰かを批判したり政府を批判したりすることは簡単だが、拉致は日本に生きるわれわれ一人一人にもさまざまなことを突きつけている。拉致をスクープした充足感、満足感はまったくない。もっときちんと報道、取材していれば、もっと多くの拉致被害者を帰国させることができたんじゃないかとの思いがある。

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