PR

産経WEST 産経WEST

【実録 韓国のかたち】第4部(6)父譲りの“計算された率直さ”演じた金正恩…18年前の南北会談の黒い舞台裏

Messenger

 「その人たちはみんな自発的に大統領を歓迎するために出てきました」

 1948年の建国後初となる韓国大統領の平壌訪問は12日に始まるはずだったがなぜか一日遅れた。韓国大統領府は「北韓(北朝鮮)の技術的な問題で一日延期することにした」と発表したが、本当は韓国政府が支払うと約束した金の一部が金正日指定の秘密口座に入っていなかったからだった。

 2000年の南北首脳会談を裏で支えた国家情報院幹部は「北朝鮮から“約束のお金を送らなければ首脳会談はない”との電文がきた」と証言した。金大中退任後にこの疑惑を調べた韓国特別検察の捜査記録によれば、「金大中政権は(財閥の)現代グループを介し、会談に先立ってマカオにある金正日の秘密口座に4回にわけて送金をしたが、4億5千万ドルの一部が記載ミスで期日内に入金されなかった」。

 送金が完了したのは訪問予定日の12日だった。

 しかし、いざ、金正日にあった韓国の訪問団は金正日の“率直”な物言いに驚いた。

 宿舎に到着後、迎えに来てくれたことに感謝の弁を述べる金大中に金正日は「基本的な礼儀でしょう!わたしが大した存在でもあるまいし…」。そして翌日の会談に触れ、「幹部たちが(私が明日ここに)来るのを反対すればパチンコで赤信号をうち壊してでも来ます」と冗談を言った。後に判明するが、金正日の振る舞いは、もちろん計算されたものだった。

続きを読む

関連ニュース

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ