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【実録 韓国のかたち】第4部(6)父譲りの“計算された率直さ”演じた金正恩…18年前の南北会談の黒い舞台裏

27日、板門店南側の「平和の家」で「板門店宣言」に署名し、手を取って喜びを分かち合う北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(左)と韓国の文在寅大統領 =27日、板門店(朝鮮中央通信=朝鮮通信)
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文在寅が抱いた印象「率直で淡泊、礼儀正しかった」

 4月27日の南北首脳会談で韓国大統領の文在寅(ムンジェイン)は朝鮮労働党委員長、金正恩(キム・ジョンウン)と長時間協議し、晩餐会を楽しみ、二人きりの散策までした。文は金正恩の印象を「率直で淡泊、礼儀正しかった」と振り返った。

 同月30日に大統領府で開かれた補佐官会議で文は、板門店の歩道橋での会談を懐かしむようにこう述べた。「静かで鳥がさえずるその光景が本当に良かった」。心和むひとときだったという意味だろうか。

 幼少時代に親のように自分をかわいがった叔父を高射砲で無残に殺し、異母兄を神経ガスで死に追いやったとされる人物だ。

 文に会った金正恩は「冷麺」を引き合いに冗談まで言ってみせた。どちらが本物の金正恩なのか。映像を見た多くの人が混乱したのではないだろうか。

 しかし、過去の首脳会談でも北朝鮮の指導者は同じ“率直さ”を演じた。

金正日・金大中会談が1日遅れた理由

 2000年6月13日、初めて平壌を訪れた韓国大統領の金大中(デジュン)に金正日(ジョンイル)は礼をつくした。空港から宿舎に向かう沿道には50万人をこえる群衆が赤い花束を振りながら歓迎した。順安(スアン)空港から宿舎に向かう車のなかで金正日は金大中に次のように言ったという。

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