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【関西の議論】世界遺産・吉野の神社に和風モダンのお茶屋 なぜ短期間で規制をクリアできたのか

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 そんな現状に目をつけたのが、観光事業などに取り組む株式会社「紀伊ふるさと創生研究開発機構」(和歌山市)だ。同社は、大阪府泉佐野市のりんくうタウンから吉野までヘリで直行し、秀吉が体験した花見を再現するツアーを企画しているが、そこでの目玉の一つが吉水神社の老朽化した小屋を改修した茶屋での茶会だ。

自然と景観への配慮

 吉水神社の境内は「一目千本(ひとめせんぼん)」と称される桜の絶景を堪能できる観賞スポット。その一角にある小屋は築20年以上をへて老朽化が進み、長らく放置されたままだった。そこで同社は昨年11月、佐藤一彦宮司の「この小屋を使ってはどうか」との提案を受け、茶屋への改修に着手。4カ月かけて完成させ、「一目千本茶屋」と名付けた。

 吉水神社のある吉野山は大正13年に国の名勝・史跡、昭和11年に吉野熊野国立公園に指定されている。敷地内の現状を変更するには、埋蔵文化財や景観を保護するため文化財保護法と自然公園法の双方に基づく許可が必要だ。掘削や伐採による大規模な工事に着手する場合は、文化庁と環境省がそれぞれ審査し、許可を得るまでに1年以上かかることもある。

 今回のケースでは、どう規制をクリアしたのか。申請を担当した同社の関連会社の永留君明(ながとめ・きみあき)事業プロデューサーは「自然や景観に配慮し、元の状態に戻せる改修計画を立てたことが、スピーディーな許可につながった」と話す。

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