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【実録 韓国のかたち】第4部(5)莫大な投資の約束「11年も待った」 金正恩の“嫌み”にも文在寅は上機嫌

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 「南と北は朝鮮半島を非核化して核戦争の危険を除去する」

 その目的を実現するため南北は「核兵器の実験や製造、生産、保有、貯蔵、配備、使用をしない」「非核化を検証するため相手が選定し双方が合意する対象について査察を実施する」ことなどを取り決めた。

 これが韓国で報じられたのは翌92年1月1日。当時ソウルで南北平和統一研究所を運営していた董勲は「元日の朝、新聞を開いてびっくりしました。『南北非核化宣言に合意』との大きな見出しが目に入ったからです」と振り返る。

 南北間で、非核化について話し合いを始めたのは北朝鮮が、核施設が集中する寧辺(ニョンピョン)の5MW原子炉を稼働して数年が絶ち、核開発疑惑が持ち上がった1987年ごろだ。共同宣言では「核再処理施設は保有しない」と明文化しながらも原子炉から取り出した燃料棒をどう扱うかについては言及しなかった。

 しかし、北朝鮮は大きな見返りを得ることができた。米韓軍事合同演習、チームスピリットを韓国側が一方的に中断させた。そして、国際社会が北朝鮮に求めていた核施設に対する強制査察は国際原子力機関(IAEA)と話し合うべき事項だとして合意文書には盛り込まなかったのだ。

 韓国側が最後の最後まで要求した「相互強制査察に関する規定」を合意文書に盛り込むのを北朝鮮は拒み続けた。

守れるはずのない合意 北は「同意するふり」をした

 韓国の有力月刊誌「新東亜」は、南北非核化宣言を検証する特集号でこう指摘した。「北韓(北朝鮮)は、初めから合意は履行不可能だと知っていた。韓国側もそれは守れるはずのないことを知っていた」

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