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【大阪「正論」懇話会】拉致問題解決、日朝交渉が「最後のチャンス」 38年前スクープの元記者が講演

講演する阿部雅美・元本紙記者。38年前、北朝鮮による日本人拉致を初めて報じた=11日、大阪市(彦野公太朗撮影)
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 大阪「正論」懇話会の第51回講演会が11日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で開かれ、元産経新聞社会部記者の阿部雅美氏が「再検証 私の拉致取材40年」と題して講演した。

 阿部氏は、初の米朝首脳会談の開催が6月12日に決まったことなど最近の国際情勢について「北朝鮮の思惑通りに運んでいる」と述べた。

 拉致被害者の横田めぐみさんの両親宅を今年3月に訪れた際、母の早紀江さん(82)が「このまま日本(の拉致被害者)は放っておかれるんじゃないか」と危惧していたと紹介。一方で阿部氏は先日、米朝会談の開催地シンガポールのテレビ局から日本人拉致に関して取材依頼を受け、拉致への国際的な関心の高まりもあるとした。

 米朝会談は「北の体制維持への最後のチャンス」だが、対北融和政策が進んでも「米国も韓国も中国も金は出さない。北は金が欲しい。嫌な話だが日本の出番となる」と指摘した。

 その上で、次の舞台は日朝間の交渉に移る可能性が高いとし「拉致と絡めて政府がどう解決に結びつけていくか。日本にとっても最後のチャンスになる」と強調した。

 また、昭和55年に産経新聞が初めて北朝鮮による日本人拉致を報道したことなどに関し「スクープした充足感、満足感はまったくない。むしろ、もっときちんと報道、取材していれば、もっと多くの拉致被害者を帰国させることが可能だったんじゃないか、との思いがある」と語った。

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