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【衝撃事件の核心】混迷深める「3つの山口組」…来年秋にはキーマン出所

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【衝撃事件の核心】
混迷深める「3つの山口組」…来年秋にはキーマン出所

 かつて一枚岩を誇った山口組に亀裂が入ったのは約2年半前の平成27年8月だった。六代目山口組の篠田建市(通称・司忍)組長(76)の出身母体である「弘道会」(名古屋市中村区)主導の組織運営や高額な上納金(会費)に反発した幹部らが神戸山口組を結成。さらに昨年4月30日には、神戸山口組の井上邦雄組長(69)に反発した組内部の勢力が「任侠団体山口組」(昨年8月に任侠山口組と改称)を組織し、山口組を名乗る指定暴力団が3組織並存するという異常事態に発展した。

“脱暴力団”路線の放棄

 任侠山口組トップの代表には、神戸山口組の金禎紀(通称・織田絆誠(よしのり))若頭代行(51)が就任。組の中核組織「山健組」(神戸市中央区)傘下の組長のうち約3分の1が追随し、神戸山口組の直系組織からも「古川組」の一部幹部や「真鍋組」組長が加わった。

 任侠山口組は当初、従来の暴力団組織と一線を画することを標榜(ひょうぼう)した。新組織結成や組の代替わりの際の重要儀式とされる「盃事(さかずきごと)」を行わず、組員同士が疑似的な血縁関係を結んで親子や兄弟となることを避けた。組側は「上意下達ではなく、皆が平等で支え合う組織となる」とも公言。組内部からは「“脱暴力団”を目指す」との考えも飛び出したが、ある兵庫県警の捜査幹部はこうした組側の主張を「詭弁(きべん)」と切り捨てる。

 「任侠山口組は数カ月で消滅するとの見方もあったが、織田(代表)のカリスマ性が浸透し勢力を拡大したのは事実だ。だが、組織の実態は従来の暴力団と同じ。何を言おうと任侠山口組は暴力団だ」

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