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【実録 韓国のかたち】第4部(3)北の“付き添い役”と批判されても…「統一」のためなら共産主義勢力とも手を結ぶ

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【実録 韓国のかたち】
第4部(3)北の“付き添い役”と批判されても…「統一」のためなら共産主義勢力とも手を結ぶ

板門店南側の「平和の家」での夕食会で韓国の文在寅大統領(右)と歓談する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=4月27日(朝鮮中央通信=朝鮮通信) 板門店南側の「平和の家」での夕食会で韓国の文在寅大統領(右)と歓談する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=4月27日(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

 くしくもそのタイミングに金日成は、統一民主国家樹立を話しあう「連席会議」参加を南側に呼びかけた。南側で単独政府樹立の動きが進むのを止めたかったからだ。

「朝鮮をソ連の衛星国家にするつもりの者たち」米国の反対押し切り平壌へ

 金九が南北協議に応じることに政敵はもとより、側近らも反対したとされる。金九は呂らへの暗殺事件への関与が疑われ、裁判をうける身だったが、平壌行きを決行する。

 後に、金九は当時の心境を次のように語った。「北が準備した式場に付き添い役として呼ばれているのではないかという指摘もあるが、とにかく行くのが正しいと思う」

 米側も会議への参加に反対だった。軍政庁のホッジ長官は、「南から金日成が主催する会議に参加する人々の中には“有名な人(金九らを指す)”もいる。大多数は共産主義者の道具として朝鮮をソ連の衛星国家にするつもりの者たちだ」と声明を発表した。

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