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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】アトムの息子は百万馬力?

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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】
アトムの息子は百万馬力?

 やっぱり「鉄腕アトム」は世界的なブランドなんだなあと、あらためて思う。

 5月5日(日本時間6日)、フランスのパリで鉄腕アトムの原画が競売にかけられ、26万9400ユーロ(約3500万円)で落札されたというのだ。下馬評の実に6倍。フランスは日本のアニメや漫画の愛好国として知られ、その昔、19世紀には浮世絵がブームになったほどジャポニスム(日本趣味)が盛んな国。今回の原画がある程度の高額になるであろうことは予想されていたが、まさかこれほどまで高騰するとは。さすがだなあ、手塚治虫。

 落札された原画は、1956年ごろ月刊漫画雑誌「少年」に掲載された作品で、縦35センチ、横25センチの大きさがあり、これまでオーストラリアの個人コレクターが所蔵していた。

 「現代世相風俗史年表」(河出書房新社)によると、51年手塚治虫がアメリカの核実験のニュースをヒントに「少年」に掲載したのが、未来都市の話「アトム大使」(これがのちの鉄腕アトムとなる)。

 じつは、このアトム大使を読んで、これは面白いと思ったからなのか、同じ年にデビューした3歳牝馬にアトムシンボリという名前がつく。

 このアトムシンボリは東京や中山を中心に6勝をあげ、公営競馬を経て繁殖入りしたあと、56年に種牡馬ライジングライトとの間に鹿毛の男馬を産む。

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