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【ボストンから一言(11)】気品と教養を備えられた皇后・美智子様「あれほど気高い方、世界の皇族でもおられない」元大使夫人が敬服

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ライシャワー元大使夫妻が米カリフォルニア州で住んでいた自宅の裏庭。ライシャワー氏の遺骨を撒いた太平洋を眺めることができる
ライシャワー元大使夫妻が米カリフォルニア州で住んでいた自宅の裏庭。ライシャワー氏の遺骨を撒いた太平洋を眺めることができる

 駐日米国大使を務めたエドウィン・ライシャワー氏の夫人、ハルさんが亡くなってはや20年がたつ。今となっては、あれも聞いておけばよかった、これも聞いておけばと思うことが多々ある。

 親しくなった夫妻とこんな会話をしたことがある。

 私「また生まれ変わるとしたら、ハルさんと一緒になりますか」

 ライシャワー氏「(笑いながら)さあ、どうしましょうかね」

 ハルさん「しませんよ。この人、真面目すぎて面白くないのよ」

 ためらうことなく否定をしたハルさんに、質問をしてみた。

 私「ご主人は誠実な人柄で、その上、学者ですから、大使になられて“丁々発止”の駆け引きはできなかったのではありませんか」

 ハルさん「そうね。エドは嘘がつけない正直な性格ですから、大使の仕事は向いてなかったですね」と、どのような質問にも誠実に答えてくれる人柄だった。

 日本で大使を務めたいたライシャワー氏が昭和34年に19歳の少年に刺され重傷を負ったときは、病院に長期入院をした。この時の輸血によって生涯肝炎に苦しむことになる。

 ハルさんは「父親を見舞いにきた子供たちから、病院が不衛生だと大変責められてね。すぐに米軍の病院に移せと大変だったの」としみじみ話していた。

 また、ライシャワー氏は脳卒中や脳内出血にも見舞われ、ハルさんは「外国語である日本語をつかさどる脳部位が駄目になって日本語が流暢(りゅうちょう)にできなくなったの」と教えてくれた。

元大使を利用する人…

 ある日、ハルさん宅を訪れると、中年の韓国人女性のお客がいた。

 長居をする客にいらだつハルさんは、居間のご主人に向かって「新田さんが、約束の時間に来られているのよ」と英語で声高に言うのには驚いた。

 ハルさんに会いに来ただけで、ライシャワー氏と約束などしていない。

 するとハルさんは「そろそろ帰ってもらったら」と日本語で言った。

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