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【実録 韓国のかたち】第4部(2)「融和」欺瞞は70年前の“初の南北会談”から 文在寅が敬う独立の英雄はまんまと…

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【実録 韓国のかたち】
第4部(2)「融和」欺瞞は70年前の“初の南北会談”から 文在寅が敬う独立の英雄はまんまと…

韓国側施設「平和の家」で韓国の文在寅大統領(右)と言葉を交わす北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=4月27日、板門店(韓国共同写真記者団撮影) 韓国側施設「平和の家」で韓国の文在寅大統領(右)と言葉を交わす北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=4月27日、板門店(韓国共同写真記者団撮影)

 当時、ソウルでは雨後のタケノコの如く小政党が乱立、離合集散を繰り返しながら主導権争いに明け暮れていた。そのなかで主要な政治勢力を形成したのが中国帰りの金九、米国帰りの李承晩(イ・スンマン=後の韓国初代大統領)、中道左派の呂運亨(ヨ・ウンヒョン)らだったが、彼らはこぞって信託統治に反対した。

 金九は「われわれがなぜ西洋人の靴を履くのか。草履をはこう。洋服も脱ぎすてよう」「わが民族は全滅することはあっても信託統治だけは受け入れてはならない」と主張した。

 これらの運動の中で金九に追随する団体が、彼らの運動に加担しなかった韓国民主党初代党首の宋鎭禹(ソン・ジヌ)を暗殺した。

 一方の北朝鮮では金日成がソ連軍政の支持を背景に地主の土地を没収して住民に分譲し、民族資本家や日本人が所有していた工場を奪い人民の手に委ねるなどして住民の歓心を得て政権基盤をつくっていた。

 近年、ロシア政府が公開した旧ソ連の資料によれば、スターリンは朝鮮半島に進駐してすぐ単独政府をつくるつもりで金日成に指令を出した。

 そのようなソ連・金日成側の思惑を知るはずのない金九は48年2月、南北要人会談を呼び掛ける手紙を金日成に出し、「南北同時に総選挙を実施して統一政府をつくろう」と呼びかけた。南北協力のもと、統一政府の樹立は可能だと信じていたのだ。

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