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【実録 韓国のかたち】第4部(2)「融和」欺瞞は70年前の“初の南北会談”から 文在寅が敬う独立の英雄はまんまと…

韓国側施設「平和の家」で韓国の文在寅大統領(右)と言葉を交わす北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=4月27日、板門店(韓国共同写真記者団撮影)
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 北朝鮮が豊渓里(ブンゲリ)の核実験場を廃棄すると伝えられた4月21日。朝鮮労働党の機関紙、労働新聞に70年前に開かれた「南北朝鮮連席会議」を記念した新切手のイラストが掲載された。真ん中には右の手を高くあげ歓呼する群衆にむけ微笑む若き日の金日成(キム・イルソン)。その前には韓国で独立の英雄として尊敬される金九(キム・グ)が恭しい姿勢で立っている。金九は韓国大統領、文在寅(ムン・ジェイン)が深い敬意を示す人物だ。

 会議が開かれたのは1948年4月19日。南朝鮮(当時)からは41の政党・社会団体を代表する395人が参加したが、その代表的な人物が金九だった。

 韓国ではこの会合を「南北現代史上『初の首脳会談』」(2010年2月3日、韓国紙・ハンギョレ新聞)とたたえる人々がいる。左派と呼ばれる学者や政治家らだ。

 1920年代、中国の上海を拠点に「大韓民国臨時政府」の主席として、日本の要人暗殺を指揮するなど独立運動を繰り広げた金九が韓国に帰還したのは45年11月。朝鮮半島はすでに38度線を境に二つに分かれ、対立の兆しを見せていた。

 その年の12月、モスクワでは戦勝国の米・英・ソ連の外相会議が開かれ、朝鮮の統治体制について協議が行われた。米ソが朝鮮の各政党などと協議して臨時政府を設置、米英中ソで信託統治を行った後、独立国とする方針が決められた。

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