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奈良・興福寺で発見、平安時代の将棋駒「酔象」など初公開 橿考研付属博物館

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奈良・興福寺で発見、平安時代の将棋駒「酔象」など初公開 橿考研付属博物館

「酔象」(上段左端)など初公開される将棋駒の赤外線写真=橿考研付属博物館提供 「酔象」(上段左端)など初公開される将棋駒の赤外線写真=橿考研付属博物館提供

 橿原考古学研究所付属博物館(奈良県橿原市)は8日から13日まで、奈良市の興福寺旧境内で平成25年に見つかった平安時代の将棋駒「酔象(すいぞう)」など10点を初公開する。8、9の両日、同寺で将棋の第76期名人戦七番勝負の第3局が指されることから、公開を決めた。

 初公開されるのは酔象のほか、桂馬(1点)と歩兵(7点)、さらに一緒に見つかった 承徳2(1098)年の年号木簡。酔象は現在主流の将棋にはない駒で、長さ2・5センチ、幅1・5センチ。表に墨で酔象と書かれているが、裏には文字はない。

 鎌倉時代には駒の総数が130枚もある「大将棋」が行われ、酔象は玉将の前に配置。動かせるのは真後ろを除く各方向に1マスで、敵陣に入って「成る」と「太子」に変わり、全方向に1マス動くことができる。平安時代の将棋は謎に包まれており、今回公開される10点はそれを解明する重要資料とされる。

 展示されるのは同館1階ホールで、見学無料。天喜6(1058)年の年号木簡とともに、平成5年に興福寺旧境内で見つかった最古の将棋駒なども、同館の常設展(有料ゾーン)から場所を移し、一緒に並べられる。

 問い合わせは橿考研付属博物館(電)0744・24・1185。

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