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弥生時代の雰囲気感じて…鍛冶工房・竪穴建物を復元

五斗長垣内遺跡で復元された鍛冶工房の竪穴建物=兵庫県淡路市
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 弥生時代後期(1~2世紀)の鉄器製造跡で国指定史跡「五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡」(兵庫県淡路市黒谷)で、鍛冶工房の竪穴建物が復元され、3日、お披露目会が行われた。淡路市教育委員会は「復元建物で弥生時代の雰囲気を感じてもらいたい」としている。

 復元された竪穴建物は円錐(えんすい)形で、直径約11.3メートル、高さ約6.4メートル。平成19、20年度の発掘調査で確認された建物跡の真上に、土を約1メートル埋め戻して保護しながら復元した。調査では4つの柱跡がみつかっており、実際の柱跡に加えて推測される位置3カ所に計7本の柱を設置し、垂木約80本を斜めに固定した。

 材木は遺跡で確認されている炭や花粉からクヌギやコナラなどを使用。屋根は茅葺(かやぶ)きした。直径約8.5メートルの床面には、鍛冶炉4カ所と中央土坑(どこう)と呼ばれる炭や灰をためる穴(直径約1・4メートル、深さ60センチ)も復元した。事業費は約2400万円で、国が半分、残りを県と市が負担している。

 お披露目会ではテープカットで復元を祝福。淡路市の門康彦市長は「遺跡をシンボルに歴史文化遺産を活用したまちづくりを展開していきたい」とあいさつした。

 同遺跡は弥生時代後期の国内最大規模の鉄器製造跡で、発掘された建物跡23棟のうち12棟で炉跡が見つかり、矢じりや鉄片などが多数出土している。

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