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高濃度ヒ素で稲作を断念 霧島連山噴火の影響

長江川の上流にあたる沢。硫黄山からの噴出物などが流入したとみられ白濁している=1日、宮崎県えびの市
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 宮崎県の霧島連山・えびの高原(硫黄山)が噴火した後、近くの川から環境基準値の約200倍のヒ素が検出されたことを受け、麓にある鹿児島県の伊佐市と湧水町では、農家が下流の川内川から取水する本年度の稲作を断念することを決めた。

 2市町によると、栽培を取りやめるのは水田計3100ヘクタールのうち2割の620ヘクタール。今月下旬から始まる田植えを前に、関係者が2日に協議した。火山活動の先行きが見通せず、被害拡大の際に対応できないと判断した。

 硫黄山は4月19日、250年ぶりに噴火した。宮崎県によると、川内川上流の支流に当たる同県えびの市の長江川で同月下旬、高濃度のヒ素を検出。川内川の宮崎側下流域を調べたところ、ヒ素の量は基準値の2・4倍だった。同市では水田の2割弱、約460ヘクタールで栽培できなくなりそうという。

 鹿児島県伊佐市では4月下旬に、川内川で大量の魚の死骸が見つかっている。ただ、同県などの水質検査では、ヒ素の検出は基準値を下回っていた。

 気象庁は、噴火を受けて硫黄山の警戒レベルを3(入山規制)としたが、今月1日に2(火口周辺規制)へ引き下げた。

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