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緑を探してミナミ散歩 「みどりの日」にリフレッシュ

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 大阪を代表する繁華街・ミナミ。実は、都会のど真ん中にも絶滅危惧種のコケが生息する意外な場所や、世界的にも評価の高い屋上庭園などがある。4日は「みどりの日」。買い物やお出かけのついでに街のみどりに触れてみてはいかが-。

 (北村博子、中井美樹)

法善寺・水掛不動尊 ひそかなコケ聖地 希少種も

 「渓流のコケがこんな都心で見られるなんて」-。ミナミの繁華街にある観光客にも人気のスポット、法善寺(大阪市中央区難波)を訪れると、そんな感動が味わえる。

 青々としたコケでびっしりと覆われ、大阪の人々から「水掛(みずかけ)不動尊」と親しみを込めて呼ばれる不動明王と2体の脇侍(わきじ)。調査を行った「岡山コケの会関西支部」によると、コケの大半は渓流沿いに生息する「アオハイゴケ」が占めており、メンバーの道盛正樹さん(68)は「参拝客からの絶え間ない水掛けによって自然の渓流のような環境が生まれている」と指摘する。

参拝客の絶え間ない水掛けによって、渓流沿いに生えるコケで覆われた不動明王(永田直也撮影)
参拝客の絶え間ない水掛けによって、渓流沿いに生えるコケで覆われた不動明王(永田直也撮影)

 脇侍の背中には別のコケも生えており、佐伯雄史(たけし)さん(69)も「大阪らしく“ゼニ”を背負ってるわ」と笑う。ゼニゴケだ。

 秘中の秘のコケもごくわずかに自生する。小さくてルーペがなければ形状も分からないが、葉の特徴などから渓流沿いに生育する絶滅危惧種「ジョウレンホウオウゴケ」と判明したという。

水掛不動尊をズームアップすると、まるで渓流のような光景が広がっている=大阪市中央区の法善寺(永田直也撮影)
水掛不動尊をズームアップすると、まるで渓流のような光景が広がっている=大阪市中央区の法善寺(永田直也撮影)

 「ここはコケ愛好家の間では聖地みたいなもの」と声をそろえる道盛さんと佐伯さん。「コケは採取してもすぐ枯れ、罰も当たる。寺に足を運んで満喫してほしい」と呼びかける。都会の中に偶然生まれた豊かな自然を見守りたい。

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