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【関西経営者列伝】神戸移転、震災にも揺るがず フェリシモ・矢崎和彦社長(1)

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 ある日、母から白いシーツを渡され「ここに好きなように描いていいよ」と。いつもは広告チラシの裏とかに描いていたから、こんな大きなスペースに絵を描いていいんだとうれしくて。12色のペンで車や船、山や空、花など、手当たり次第に描き込みました。

 その後シーツのことは忘れていたんですが、結婚して間もなく実家に戻ったとき、母が「覚えてるか」と出してきてくれた。そのときは照れくさくて「ありがとう」くらいしか言えなかったけど、「大事にしまっておいてくれたんだ」と母の気持ちがうれしくて。自宅に戻ってじっくり見ていて涙が出た。このシーツは今も大切に持っています。

 【プロフィル】矢崎和彦(やざき・かずひこ) 昭和30年7月、大阪市生まれ。学習院大を卒業後、フェリシモの前身、ハイセンスに入社。62年に社長に就任した。商品カタログを書店で販売するなど独創的な展開で事業を拡大させる一方、阪神大震災後の1口100円の寄付、世界の子供に手作りのぬいぐるみを届ける「ハッピートイズプロジェクト」など、社会貢献活動にも力を入れている。妻と2人暮らし。趣味はスキー。

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