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神戸ビーフに続け!「神戸フィッシュ」海を渡る 香港、LAで好評

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 初挑戦は平成26年に香港で開かれた県産食材の展示会。前田さんは「何が現地の人の口に合うか分からなかった」といい、イカナゴを八角やサンショウといった中華料理でよく使われる香辛料と炊き合わせるなど、4、5種類の味付けのくぎ煮をスーツケースいっぱいに詰め持ち込んだ。

 甘く煮た独特の匂いに誘われ「これは何?」と50人以上がブースを訪れた。日本と同様にショウガで炊いたくぎ煮が好評で、「日本でおいしいものは海外でも受け入れてもらえる」と手応えを感じたという。

神戸ビーフ・スイーツに並ぶブランドに

米ロサンゼルスのスーパーで開かれたイカナゴのくぎ煮の展示即売会=昨年2月(神戸市漁協提供)
米ロサンゼルスのスーパーで開かれたイカナゴのくぎ煮の展示即売会=昨年2月(神戸市漁協提供)

 香港での評判を聞いた神戸市の要望で、市が中心となって27年度から始めた地元食材を海外に展開するためのキャンペーン「食都神戸」に参加。米国やシンガポールの展示会にも出品するようになった。市の担当者は「海外で高い評価を受ける神戸ビーフや、スイーツに並ぶブランドに育ってほしい」と期待する。

 同漁協は昨年、香港やマカオのスーパー向けに数千パックを輸出。今年はマカオの百貨店でも展示即売会を開く。中華圏ではおかゆに添えるか、チーズと一緒におつまみとして楽しまれることが多いという。

 前田さんは「目の前で実演するなど売り方を工夫すれば魅力は必ず伝わる。神戸フィッシュの認知度を高めたい」と話し、今後は販路拡大とともに神戸ビーフに続くブランドにすることを目指している。

 イカナゴのくぎ煮 イカナゴの稚魚シンコをしょうゆや砂糖、ショウガで甘辛く煮詰めた瀬戸内地域の特産品。シンコ漁は例年2月下旬ごろに解禁され、春の風物詩として親しまれている。炊きあがった茶色い見た目がくぎに似ていることから「くぎ煮」と呼ばれるようになったとされ、神戸市長田区には「くぎ煮発祥の地」とする石碑がある。

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