PR

産経WEST 産経WEST

【関西の議論】2年連続で予算案が廃案、議会は流会続き…異常事態に揺れる奈良・河合町

Messenger

町の失態に乗じ、勢いづく反対派

 反対派はこうした町の相次ぐ失態を批判する形で攻勢を強め、修繕費の未払い金計7千万円を含む一般会計補正予算案が提案された3月臨時議会でも、一部町議が「説明が不十分」と反発、議案は審議されず廃案となった。

 反対派の町議が審議を事実上ボイコットして流会を繰り返す背景には、認定こども園は設計から2年以内に着工しなければ国の補助金が出ないという事情が関係しているとの指摘がある。賛成派のある町議は「計画を進めたくないから、不適切な会計処理の説明不足を理由に議会をストップさせている」と指摘。その上で「自分の意見に沿わないからといって議会を開かないのは、議会の私物化以外の何ものでもない。堂々と審議しないと、住民にも説明がつかない」と憤る。

 一方、反対派は審議拒否の理由について「納得できる説明が得られず、町の議案が信用できない」(疋田議長)などとしている。

 地方自治に詳しい高崎経済大の岩崎忠教授は「(当初予算案を)2年連続で専決処分したのは異例」とした上で「こども園の問題だけのために、議会がストップしているのは住民にとって不幸なこと。一刻も早い議会の正常化が求められる」と話す。

 こども園については、タウンミーティングなどでも町民の意見は二分しているが、子育て世代の間では建設を待ち望む声が根強い。建設するにせよ、計画を白紙に戻すにせよ、まずは議会の場で話し合うことが必要だろう。騒動が長期化して割を食うのは、他ならぬ町民だ。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ