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【関西の議論】「京大の文化」が消える タテカンに規制、市の指導受け撤去へ

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百万遍交差点の歩道上に設置されたタテカン=4月2日、京都市左京区
百万遍交差点の歩道上に設置されたタテカン=4月2日、京都市左京区

 実際に歩行者がつまずいて転んだりけが人が出たりしたケースもあり、大学側も危険と認めたタテカンは撤去してきた。そして昨年12月、設置を新入生の勧誘や学園祭の時期に限定▽設置場所は敷地内に限る▽大きさは縦横2メートル以内-など20項目にわたる規定を策定。今年5月から導入し、強制撤去を含めて厳しく臨む方針を内外に示した。

様変わりするキャンパス

 一方、京都市内にキャンパスを置く京大以外の大学では、すでに学内規定で取り扱いを決めている。同志社大(上京区)は16年以降、タテカンの設置は学内のみに制限。期間の限定はないが、設置するためには大学への申請が必要だ。京都府立大(左京区)も設置は学内に限定している。

 立命館大(北区)も申請が必要だが28年以降、学内のデジタル看板(高さ約2メートル)に移行し、タテカン自体の廃止を目指している。

 「京大だけが法令違反の状態が続くのは社会的責任の観点から不適切。京都市にある大学として、市の指導などを真摯(しんし)に受け止めた」(京大の担当者)と、他大学に足並みをそろえた格好だ。山極総長は3月末の定例会見で「京大の中の規制が高まっているのではなく、世間の常識が変わり始めている」と説明。「学生の自由な意見を出す場所として、学内にタテカンを立てる場所を用意しようとしている」と述べ、ルールを守って設置するよう理解を求めた。

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