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【上島達司の琥珀トーク】(1) 1本の木から採れる豆はわずか40杯分

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 内需拡大が進まない日本市場にあって、5年連続で消費量過去最高水準を維持する飲料。それが珈琲(コーヒー)だ。昔は喫茶店でしか飲めなかったが、今や、家庭はもちろんコンビニエンスストア、オフィス、本店などさまざまな場所に浸透している。このコラムでは、わたしたちの生活に溶け込んでいるコーヒーについて、その奥深い世界まで紹介していきたい。

 第1回は、ずばり「コーヒーとは何か」。ご存じの方も多いと思うが、コーヒーの原料はアカネ科(クチナシなど)の植物「コーヒーノキ」の果実の種子である。時折、日本でコーヒーが採れたという話を聞く。しかし実際には、赤道を中心に南緯・北緯各25度に位置する「コーヒーベルト」とよばれる熱帯地域が栽培適地で、世界のコーヒーのほぼ全量がそのエリア内の70カ国以上で栽培されている。原種は、アラビカ種、カネフォラ種(ロブスタ種)に大別され、良質なアラビカ種が世界のコーヒー生産量の約6割を占める。

 コーヒーの木は、植え付けから3~5年で成木となり、白い5弁の小さな花をつける。開花シーズンには一気に花が咲き、雪が積もったように見える。このため、ハワイコナコーヒーの産地では、開花風景を「コナスノー」と称する。また、実は赤く、サクランボに似ていることから「コーヒーチェリー」と呼ばれる。その実の中に向かい合って2粒入っている種子がコーヒー生豆(なままめ)である。

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