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競合バス路線の運行開始に岡山・両備労組、無賃ストで対抗

「集改札スト」で運賃箱に布がかぶせられた両備バスから降りる乗客=27日午前、岡山市
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 岡山市で循環バスを運行する八晃運輸(同市)は27日、両備グループ(同)の黒字のバス路線と競合する新路線の運行を始めた。これに対抗する両備グループ傘下の両備バスや岡山電気軌道の労働組合は同日、乗客から運賃を取らないで車両を走らせる「集改札スト」を実施、会社側に新路線参入に伴う雇用不安の解消などを求めた。

 新路線はJR岡山駅と市東部を結び、両備グループの収益源となっている西大寺線と重なるが、両備よりも割安の運賃で運行。両備バス労組は西大寺線で、岡山電気軌道労組は市内を走る路面電車で、それぞれ無改札ストをした。

 会社側から雇用維持に関する一定の回答が得られたことを理由に、当初予定していた運行休止は回避した。23日、26日にもストを行った。

 八晃運輸の新路線参入を巡っては、2月に両備グループの小嶋光信代表が、黒字路線への参入を可能にした国の規制緩和により赤字路線が維持できなくなるとして、一時約4割のバス路線の廃止届を国に提出。後に取り下げた。

 八晃運輸の新路線に乗った岡山市の女性会社員(34)は「運賃が安くてうれしいけど、参入で他の路線がなくなることになれば悲しい」と複雑そう。通勤に両備バスを使っている同市内の会社員田後定政さん(70)は「運休になったら会社まで歩くしかなかった。ストで問題が解決するのか」と首をかしげた。

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