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【銀幕裏の声】戦局切迫し〝人間魚雷〟製造に…海軍魚雷試験場遺構と人気アニメの意外な接点(下)

魚雷発射試験場の遺構。屋根は落ちているが、石とレンガで築かれた塀は今もそびえ立っていた
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 旧日本海軍の鎮守府が置かれていた長崎県佐世保市。その隣町、大村湾に面した川棚町の海岸に、佐世保海軍工廠などで製造された魚雷をテストする魚雷発射試験場が創設された。そこに現在も残る遺構は、まるで戦時中から時間がとまったかのような不思議な“異次元空間”だった。(戸津井康之)

アニメの名シーンにも登場

 海に突き出たL字形の魚雷発射台の正面に、塀で囲まれた遺構がある。

 「当時の資料によると、この建物跡は『空気圧縮ポンプ室』と呼ばれていた施設のようです」と、同町の戦史などを研究、語り継ぐ活動をしているグループ「川棚史談会」のメンバー、古川恵美さんが教えてくれた。

 この風景を見て、あるアニメ映画のワンシーンを想起する映画ファンは少なくないだろう。

 細田守監督のSFアニメ「バケモノの子」(平成27年)のワンシーンの背景に、実はこの情景がモデルとして使われていたのだ。

 バケモノの世界へ紛れ込んでしまった都会暮らしの少年が、この世界で生き抜くために、バケモノの師匠から、武術など格闘技を教えてもらう。その修練の場としてこの遺構の風景が登場する。バケモノの声を名優、役所広司が演じて話題を集めた。

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