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【浪速風】あだ名で親しまれる政治家はいなくなった(4月26日)

「鉄人」衣笠祥雄選手の引退試合、現役時代そのままの空振りにファンは大喜び(昭和63年3月24日)
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 夏目漱石の「坊つちゃん」は明治39(1906)年、雑誌「ホトトギス」4月号に発表された。世紀を超えて読み継がれるのは、絶妙なあだ名がついているからだろう。校長の「狸(たぬき)」に、教頭が「赤シャツ」、「野だいこ」「うらなり」「マドンナ」「山嵐」。どんな人物か、すぐにイメージできる。

 ▼スポーツ界でも、あだ名で親しまれる選手は多い。「鉄人」が誰かは、説明の必要はあるまい。では「人間発電所」をご存じだろうか。こちらも最近亡くなったプロレスラーのブルーノ・サンマルチノである。1960年代から70年代にかけて何度も来日し、ジャイアント馬場らと名勝負を繰り広げた。

 ▼怪力の持ち主で、無尽蔵のスタミナがあだ名の由来だが、「人間発電所」と名付けたセンスに感心する。かつては政界にも「闇将軍」や「ワンマン」「昭和の妖怪」「風見鶏」「国会の爆弾男」らがいたが、近ごろはとんと耳にしない。政治家が小粒になったからか。

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