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【JR脱線13年】余命2カ月宣告後も被害者ケアに従事 有園博子さんの遺志受け基金設立

有園博子さん
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 平成17年に尼崎市で乗客106人が犠牲になったJR福知山線脱線事故の遺族や負傷者の心のケアに取り組み、昨年12月に57歳で亡くなった兵庫教育大教授の有園博子さんの遺志を受け、事故の遺族や犯罪被害者を支援する基金「有園博子基金」が近く設けられる。有園さんから約9千万円の寄付を受ける公益財団法人「ひょうごコミュニティ財団」(神戸市中央区)が24日、明らかにした。

 有園さんは災害などの被災者や犯罪被害者の精神的ケアを行う「県こころのケアセンター」の主任研究員などを経て、19年から兵庫教育大の教授に就いた。研究者でありながら臨床心理士、精神保健福祉士の資格を持ち、現場に積極的に足を運んだ。

 脱線事故では支援団体とともに、カウンセリングを通して遺族や負傷者の心理的ケアにあたった。また、県立男女共同参画センターが開催するカウンセラー向けのセミナーで講師を務め、後進の指導にも熱心だった。

 しかし28年10月、末期の大腸がんであると診断、余命2カ月と宣告された。「支援のためにやりたいことはいっぱいあるのに」。闘病しながら教壇に立つなど活動を続けた有園さんがそう語っていたと、姉の阿部順子さんは振り返る。

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