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武田、買収提案期限迫るが交渉難航 延長可否が焦点

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 武田薬品工業によるアイルランドの製薬大手シャイアーに対する買収提案の期限が迫っている。正式な協議に入るには、シャイアーが株式を上場する英国の25日午後5時(日本時間26日午前1時)までに条件の最終合意を取り付けなければならない。これまで3度にわたり値段を上積みしてきたが、交渉が難航しており、手続き期限を延長できるかが焦点となりそうだ。

 武田は20日、株式買い取り価格を1株当たり46・5ポンドから47ポンドに引き上げた。買収総額は約427億ポンド(約6兆円)から432億ポンドに膨らんだ。実現すれば、日本企業で過去最大の海外買収案件となる。

 シャイアー側は「(企業価値を)著しく過小評価している」と拒んでいる。ただ「価格をつり上げるのが目的で、買収自体を拒んではいない」(市場関係者)との声も根強い。

 武田は3月28日に買収検討を表明したが、資産査定の完了など必要な作業には時間が不足しているもようだ。期限の延長には英当局の合意も必要となる。延長しても高値づかみの恐れがあり、買収を断念する可能性もある。

 シャイアーを巡っては、アイルランドの同業アラガンも19日に買収検討を表明したが市場の不安を受けて自社株が急落し、直後に撤回するなど混乱もみられる。

 武田は消化器系疾患などの新薬の開発力を強化するため、米国市場に的を絞り企業の合併・買収(M&A)を進めている。シャイアーは希少疾患の治療薬に強みを持ち、米国で実績が高い。

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