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【鬼筆のスポ魂】「西武の先輩」に恩返しを…松坂に救いの手 森監督は「やり尽くすまでやればいい」

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 「やり尽くすまでやればいい」

 阪神戦では中盤に何度もピンチが訪れた。六回で100球を超えていたが七回も続投。「少しつっているような感覚になった」と左足を引きずるようなシーンもあった。心配した朝倉健太投手コーチがトレーナーを引き連れてベンチから飛び出すと、マウンド上から追い返すようなポーズ。最後は2死満塁のピンチで代打・上本から空振り三振を奪い、ナゴヤドームの興奮は最高潮に達した。

 怪物の異名をほしいままにした横浜高時代、そして西武のエースとして君臨した時代を経て、夢を追ってメジャーに挑戦した。レッドソックスに入団した07年から最初の2年は15勝12敗、18勝3敗と結果を残したが、そこから故障禍に…。8年間のメジャー生活に別れを告げて日本球界に戻ってきた松坂の右肩や肘は、もはやかつての怪物ではなかった。

 それでも、最初に助け船を出したのはソフトバンクの工藤公康監督だった。松坂の西武在籍中はダイエー(現ソフトバンク)や巨人にいたが、西武の後輩に日本球界復帰の道を切り開いた。再三の故障で投げられない松坂には、チーム内外から批判の声が渦巻いた。それでも、復活する日を黙って待ち続けた。3年契約満了後も、復活を手助けしようとした。そして、次に現れたのが中日の森監督。松坂が自分で納得するまで現役生活を続けられるように舞台を用意した。

 松坂世代-。同学年の選手たち、特に投手を中心にした総称として、そう呼ばれている。日本の球界に燦(さん)然(ぜん)とした記録と記憶を刻んだ投手は今年の9月13日で38歳を迎える。

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