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複数の自動運転車を遠隔監視 全国初実験、5月下旬実施 兵庫県、理研などが「スプリング8」周辺で

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複数の自動運転車を遠隔監視 全国初実験、5月下旬実施 兵庫県、理研などが「スプリング8」周辺で

 兵庫県は23日、理化学研究所などと協力し、理研の施設内で15キロ離れた場所から遠隔監視して電気自動車(EV)バスを自動運転で走行させる実証実験を行うことを明らかにした。県によると、他の車や歩行者が移動する空間で、複数の自動運転車を走行エリア外から遠隔監視しながら実験するのは全国初。実用化に向け、公道での実験も検討している。

 実験は理研の大型放射光施設「スプリング8」(同県佐用町)周辺の私道で自動運転バス2台を使って実施。バスは8人乗りでハンドルやブレーキが備えられておらず、研究施設や食堂などを回る約1・7キロのルートを事前に設定したプログラムに沿って時速15キロ程度で走行する。

 県によると、これまでの自動運転の実験は、別の車で追跡したり、走行エリア周辺で監視したりする状況下で実施していた。今回の実験では、施設から約15キロ離れた運行管理会社の営業所から、車載カメラや小型無人機「ドローン」で撮影した映像などを基に遠隔監視する。バスには事故に備えて1人が乗っているが、原則運転操作しない。

 実験は5月20日から4日間行われ、一般募集で集まった参加者のほか、施設内を移動する理研職員ら千人以上が乗車する。施設周辺の公道で実験することも検討している。

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