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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】藤浪は終わるのか メンタル強化“アーチェリーポーズ”と金本監督…1年ぶり勝ち星は

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 プロ入り後も順調そのもの。ルーキーイヤーの13年は10勝6敗、2年目は11勝8敗。そして3年目の15年は14勝7敗。わずか3年で35勝を積み上げたのです。

 潮目が変わったのは金本監督が監督に就任した16年からです。このシーズンも春先から3戦3勝と順調に滑り出したのですが、ここから6試合勝ちなしと急ブレーキ。なかでもポイントは7月8日の広島戦(甲子園)でした。立ち上がりから四球を絡めて失点し、そのまま崩れる投球を繰り返していた藤浪に対して161球を投げさせたのです。この“お仕置き続投”が「大きな節目になった」という阪神OBがいますね。

 「藤浪は高校時代も3年生の時から良くなったんだ。つまり周囲から持ち上げられ、遠慮する者がいない状況の方が力を発揮するタイプ。阪神に入団してからも3年間は上から押さえ付けられることがなかった。それがあの161球で上からの強烈な重圧を初めて感じたんだろう。そこから何かが変わったように思うね。これは采配や起用法への批判ではない。監督の立場として“自覚しろ”と続投させた意図も分かるしね。ただ、あの161球から藤浪は別人になった」

 これはあくまでも一人の阪神OBの見解です。現状とあの161球にどんな因果関係があるのかどうか…。今更、そんな2年前のマウンドのことをほじくり返しても意味はありません。

 ただ、問題なのは藤浪の今後ですね。深い迷路にはまった状況からどうやったら抜け出せるのでしょうか。メンタルトレーニングをさらに本格的に採り入れるのか、投球練習の内容を改めたり、体幹トレーニングで抜け出せるのか。もうこれは藤浪自身が自分で活路を切り開くしかないでしょう。プロ野球界は最終的には個人の責任です。誰も助けてくれませんね。

 ただし、阪神は重要な問題に直面しています。4球団が競合し、日本球界のエースと目された投手をダメにしたら、その育成能力は球界内で疑問視されるでしょう。場合によっては今後のスカウト活動にも支障をきたす恐れがありますね。「あの藤浪でさえ育てられなかったのか…そんな球団にウチの有望な子供を預けられない」とアマ球界の指導者たちから言われますよ。きっと…。

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