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【浪速風】財務省の混乱 泣いてでも部下を斬るべきときがある(4月21日)

大臣室へ入る麻生太郎副総理兼財務相(桐山弘太撮影)
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 中国、三国時代。孔明は気に入りの若い武将、馬(ば)謖(しょく)を取り立て戦に臨む。才におぼれて指示に背き、大敗した馬謖を孔明は泣きつつ死罪にした。吉川英治「三国志」が描く孔明の心境はこうだ。「人と人

との道みな紊(みだ)るとき…私情こそ尤(ゆう)なる(非常な)罪」。

 ▼泣いて馬謖を斬る、ということわざとして伝わる。全体の規律を守るには私情を捨てなければならない。さて、乱れに乱れている財務省。セクハラ疑惑の次官の扱いで、また後手に回った。辞任を求める安倍晋三首相の意向に麻生太郎財務相はいったんは同意せず、財務省への世間の風当たりを強めた。守るような人物だったのか。

 ▼麻生氏だけではない。氏に信を置いているのは首相である。辞任を求める野党の性急なペースに乗る必要はないが、リーダーたる者、大局観も必要だ。森友学園問題での夫人のかばい立てといい、私情が政権を弱めていないか。吉川の小説では、馬謖を斬ったあと全体の士気は上がる。

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