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【夕焼けエッセー・3月月間賞選考会詳報】受賞作「冬の蝶」…玉岡さん「美しい絵のような文体」

夕焼けエッセー3月月間賞優秀作品一覧
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 平成29年度最後となる、夕焼けエッセーの3月月間賞選考会。今回は眉村卓さんが所用で欠席のため、書面での参加となった。2人の委員が時折、「眉村先生ならどうおっしゃったでしょうね」と思いを巡らせながら、選考を進めていった。

 

 丸橋 推薦作がばらけた印象ですね。今回は、眉村さんは書面での参加です。まずは眉村さんのイチオシを見てみましょう。方言で「すきやき」を意味する「じゅんじゅんの日」。

 玉岡 私もマルをつけています。いい作品でした。

 丸橋 眉村さんからは「ちょっと毛色の変わった作品です。珍しいなと思い選びました」。筆者の生まれ故郷では、視察にきた役人さんの労をねぎらうときも、往診してくれたお医者さんにお礼をするときも、「じゅんじゅん」、つまりすき焼きをごちそうする風習があった、という話なんですね。

 玉岡 ただ、その「じゅんじゅん」という方言を使う筆者の故郷は、どこなんだろう、という疑問が残りました。タイトルもとてもいいだけに、最後までどこの方言だったのか解明されないままだったのが残念です。

 丸橋 玉岡さんのイチオシは「青いお守り」。25年間無事故無違反だった筆者が、速度違反切符を切られた。実は妻の病気平癒のお願いに神社に行くところだったんですね。僕もいい作品だと思います。

 玉岡 自分は安全運転を神頼みにはしない、それは卑(ひ)怯(きょう)だ、交通ルールも守れない人は神仏にすがる資格はない、とまで公言していて、今回捕まってしまった。でも実は、妻のために神頼みに行く途中だった。そこが絶妙な筆の運びよう。構成がお上手です。

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