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【高校野球】「幻のノーヒットノーラン」彦根東の秀才左腕・増居投手、「3時間」の効率的練習で雪辱期す

花巻東戦で力投する彦根東・増居=甲子園
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 今春の選抜高校野球大会で「幻のノーヒットノーラン投手」として鮮烈な印象を残したのが、彦根東(滋賀)の増居翔太投手だ。3月31日に行われた3回戦の花巻東(岩手)戦で14三振を奪い、九回まで無安打無得点の快投を演じた。しかし、0-0のまま突入した延長十回に初安打を許し、最後は中犠飛でサヨナラ負け。2004年のダルビッシュ有(東北=現カブス)以来となる大記録を逃した。滋賀県屈指の進学校に通う秀才左腕は「夏が終わるまでは勉強よりも野球を一生懸命頑張る」と雪辱を胸にトレーニングに励んでいる。(上阪正人)

「すべてがうまくいきすぎた」

 「花巻東戦は自分の実力ではない部分も大きく作用し、すべてがうまくいきすぎた」。増居は冷静に自身の投球を振り返る。

 実は、直前まで「思うような直球が投げられなくなり、どうなるか不安だった」という。2年生で出場した昨夏の選手権大会では直球の切れを生かした投球がさえ、甲子園初勝利を挙げた。変化球もバランスよく投げ分けられるようにと、投球フォーム改造に取り組んだが、「逆に直球の質を落としてしまった」と、手応えのないまま選抜大会を迎えていた。

 ところが、初戦の慶応(神奈川)戦では終盤に3点を失ったものの、自己最速の140キロの球速を記録し、9三振を奪って完投勝ち。「腕が振れてきて、球威が上がった」と好感触を得て、花巻東戦を迎えた。その自信が直球に微妙な球速差をつけ、丁寧にコーナーを突く巧みな投球につながった。

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