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【平成の記憶】平成2年 海遊館オープン 人気者ジンベエザメ、“海中体験” 各種イベント…

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 大きな口を開けたジンベイザメがブラックホールのように、ガバガバと海水を吸い込んでいく。5メートルを超える体長は、サメの仲間でも最大級。もちろんのどが渇いたのではなく、海水と一緒にエサのオキアミを飲み込んでいるのだ。

ジンベエザメの給餌シーン、巨大な口を開けオキアミを飲み込む=大阪市港区(360度カメラ使用、前川純一郎撮影)
ジンベエザメの給餌シーン、巨大な口を開けオキアミを飲み込む=大阪市港区(360度カメラ使用、前川純一郎撮影)
ジンベエザメの給餌シーン、巨大な口を開けオキアミを飲み込む=大阪市港区(前川純一郎撮影)
ジンベエザメの給餌シーン、巨大な口を開けオキアミを飲み込む=大阪市港区(前川純一郎撮影)
大水槽を悠々と泳ぐジンベエザメ=大阪市港区(前川純一郎撮影)
大水槽を悠々と泳ぐジンベエザメ=大阪市港区(前川純一郎撮影)

 大阪市港区の「海遊館」の大水槽。全周囲が写る特殊なカメラを使って、ジンベエザメの食事タイムを撮影した。

 海遊館が誇る大水槽「太平洋水槽」は、沖縄の美ら海水族館にある「黒潮の海水槽」に次いで国内2位の規模を持つ。最大幅34メートル、深さ9メートルで、5400トンの海水で満たされる「太平洋水槽」には、約60種1500匹の生命が暮らしている。

暗闇の中妖しく漂うクラゲが人気の「海月銀河」=大阪市港区(前川純一郎撮影)
暗闇の中妖しく漂うクラゲが人気の「海月銀河」=大阪市港区(前川純一郎撮影)
企画展示の「顔博」オオカミウオ=大阪市港区(前川純一郎撮影)
企画展示の「顔博」オオカミウオ=大阪市港区(前川純一郎撮影)
新体感エリアの人気者ワモンアザラシ=大阪市港区(前川純一郎撮影)
新体感エリアの人気者ワモンアザラシ=大阪市港区(前川純一郎撮影)

 平成2年7月20日にオープンした海遊館。以来、年間200万人以上が訪れる関西屈指の観光スポットになった。この年には大阪・鶴見緑地で「国際花と緑の博覧会」が開催され世界各国から2300万人が訪れている。

 海遊館はこれまでの水族館にはない特徴を持つ。館内に入るとまずエスカレーターで8階まで上がり、水槽を回るように4階まで下りていく。一般の水族館のように水槽を正面から眺めるのと違い、自分も海に中にいるような気分を味わえる。

暗闇の中妖しく漂うクラゲが人気の「海月銀河」=大阪市港区(前川純一郎撮影)
暗闇の中妖しく漂うクラゲが人気の「海月銀河」=大阪市港区(前川純一郎撮影)

 他にも動物たちの食事タイムや、サメやエイを直接手でふれることができる「新体感エリア」も人気。サンタさんが水槽を泳ぐ「サンタダイバー」などイベントも多い。

 展示ばかりでなく、海洋生物の研究も積極的に行う。ジンベエザメの生態調査や、ミナミイワトビペンギンの人工授精など種の保存にも取り組んでいる。

 日本は世界有数の水族館大国で、平成に入り、海遊館の他にも多くの水族館が開業している。4年の「名古屋港水族館」、14年には世界最大の水槽を持つ「沖縄美ら海水族館」が開館。さらに、24年には「京都水族館」、27年には海遊館がプロデュースする「ニフレル(吹田市)」。最近では4月15日には「シーライフ名古屋」など10館以上がオープン、水族館人気を裏付ける。

開館間もない海遊館の人混み=平成2年7月22日、大阪市港区
開館間もない海遊館の人混み=平成2年7月22日、大阪市港区
関西屈指の観光スポットとなった海遊館=大阪市港区(前川純一郎撮影)
関西屈指の観光スポットとなった海遊館=大阪市港区(前川純一郎撮影)

 海に囲まれた島国「にっぽん」にとって水族館はなくてはならない存在だ。

(写真報道局 前川純一郎)

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