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【銀幕裏の声】海軍の魚雷発射試験場、佐世保軍港の遺構と人気アニメの意外な接点(上)

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 同工廠では佐世保軍港内に魚雷発射試験場を持っていたが、射程圏が数キロの短い魚雷にしか対応できず、その後、新型魚雷の射程圏が10キロ以上に伸びたため、その実験に対応できる試験場が求められた。新たな候補地として選ばれたのが、大村湾に面し、波が静かな川棚町の海岸だった。大正8(1919)年頃、新しい発射試験場は完成した。

古びた姿そのままで…

 内海を小さな漁船が行き交い、護岸には釣り人の姿が見える。穏やかな波が打ち寄せる大村湾の静かなこの浜辺に、本当に日本海軍の魚雷発射試験場があったのだろうか?

 海岸の駐車場で車から降り、そこから見えた光景は、そう疑うほどのどかだった。

 古川さんの案内で浜辺に向かって歩いていくと、コンクリート製の長いL字形の突堤が見えてきた。L字の長い部分にあたる突堤の表面には、重い魚雷を積んで運搬した台車の2本のレール跡がうっすらと残っている。L字の長い部分を先まで歩いていき、左へ90度折れ曲がり、L字の短い部分の突堤を進むと、海に突き出した行き止まりの先端部分に魚雷をセットする発射台があった。

 その近くには台車から魚雷を吊(つ)り上げ、発射台にセットするためのクレーンが設置されていた深い穴が残っている。

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