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【銀幕裏の声】海軍の魚雷発射試験場、佐世保軍港の遺構と人気アニメの意外な接点(上)

この突堤の先端から海へ向かって魚雷は発射された
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 かつて日本海軍の拠点があった長崎県佐世保市の軍事施設跡をめぐる取材ツアーに参加した。鎮守府が置かれた佐世保、横須賀、呉、舞鶴の4軍港都市は平成28年、「日本近代化の躍動を体感できるまち」として日本遺産に指定された。呉海軍工廠は、アニメ「この世界の片隅に」(28年)の舞台となったことでも知られるが、佐世保海軍工廠で製造された魚雷の発射試験が行われた施設が、あるアニメのワンシーンに登場する。それは意外にもSFファンタジー「バケモノの子」(27年)。主人公の少年が格闘技訓練を行う“修業の場”として使われているのだ。佐世保市に隣接する川棚町の魚雷発射試験場跡の遺構は、戦時中から時計の針が止まったような、まさにアニメで描かれた時空を超えた不思議な“異次元空間”だった。(戸津井康之)

新型魚雷の発射試験場

 「佐世保海軍工廠や旧三菱長崎兵器製作所などで製造された魚雷が、この試験場へ運ばれ、発射試験で合格した魚雷が佐世保鎮守府へ送られていたのです」

 こう説明するのは、同町の戦史などを研究、語り継ぐ活動をしているグループ「川棚史談会」のメンバー、古川恵美さん。取材ツアー中、ボランティアとして遺構を案内してくれた。

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