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最北限のサンゴが死滅の危機 吉野熊野国立公園内の田辺湾や白浜沖 和歌山

大規模な白化現象を起こした沖島周辺のサンゴ群集=和歌山県田辺市(環境省田辺自然保護官事務所提供)
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 和歌山県の田辺湾などの世界北限域とされるサンゴ群集が大規模な白化現象を起こし、“死滅の危機”にあることが環境省による初のモニタリング調査で判明した。今冬の低水温が影響したとみられるという。同省田辺自然保護官事務所は「今後、サンゴ群集がどう“再構築”されていくか定期的に調査したい」と話している。

 紀南地方の海域はエンタクミドリイシやクシハダミドリイシなどのサンゴ群集が数多くあり、串本町沖は大規模な群集があることで知られる。一方、同湾などにも群集が点在しており、同省は平成27年9月、県内では新宮~串本までだった吉野熊野国立公園を、サンゴ礁の生態系が形成された世界北限域としてみなべ町まで大規模に拡張した。

 同省は田辺湾と白浜町、すさみ町の沖合計7地点で昨年12月から今年3月にかけ、地元のダイビング業者(9事業者)の協力で水深3~10メートルにあるサンゴのモニタリング調査を実施。それによると、同湾の沖島周辺3カ所と天神崎、白浜沖の四双島、権現崎の計6カ所で大規模な白化現象が発生し、とりわけ沖島周辺2カ所と四双島、権現崎は白化率が95~100%で、すでに大半のサンゴが死んでいることが分かった。

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