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【ロシアW杯】西野朗新監督の勝負勘とカリスマ性に期待 G大阪時代知る専門家が新生日本代表チームの姿を解説

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W杯では守備的戦術

 --代表ではどんなチーム作りをすると見るか

下園「G大阪でも最後の点を決める役割は外国人FWの力に頼っていた。残念ながら日本の選手に世界で通用する得点力のあるFWはいない。そのため、ロシアW杯では守備的戦術をとらざるを得ず、G大阪流の西野色は出せない。西野さん自身が不得手な守備を構築する点で、誰を代表スタッフに呼ぶかを見ていたが、(2020年東京五輪での代表監督を務める予定の)森保さんを引き入れた。森保さんが広島で監督を率いていた時代には、守備組織を固めたサッカースタイルで優勝に導いた。そのエッセンスを代表チームに落とすことができるかがポイントになる」

2009年サッカーJ1リーグ公式戦の試合前、G大阪・西野朗監督(右)と談笑する日本代表・岡田武史監督(左)=万博記念競技場(森本幸一撮影)
2009年サッカーJ1リーグ公式戦の試合前、G大阪・西野朗監督(右)と談笑する日本代表・岡田武史監督(左)=万博記念競技場(森本幸一撮影)

 --W杯での勝算は

下薗「世界のサッカーは速さ、技術ともに急速に発展している。そもそも、4年前(の前回W杯)に惨敗した主力が残るようなチームでは、誰が監督をしても今大会は苦戦することは見えていた。個の力で落ちる日本は、選手たちと監督コーチが同じ方向性を見いだして世界の強豪に立ち向かわなくてはならない。ブラジル代表チームを見ても、レアル・マドリードに所属するDFマルセロが試合後に『監督のために力の限りプレーする』と報道陣に語っていた。チチ監督には世界のスター選手にそう言わせるカリスマ性がある。西野さんはG大阪時代、勝負どころでの選手起用や、劣勢の試合でハーフタイムでの指示で流れをがらりと変えるなど、『持っているなあ』と思わせる場面を何度も見せてきた。世界は甘くはないが、W杯では日本にもワンチャンスはあり、『持っている』西野さんの下で代表チームが一致団結し、粘り強いサッカーをすれば、結果を出す可能性はわずかながら残されていると考える。カリスマ性を持ち、勝負勘のある西野さんに期待してしまう気持ちが正直ある」

2007年、サッカーJリーグナビスコカップで優勝しトロフィーを掲げるG大阪・西野朗監督= 国立競技場(江角和宏撮影)  
2007年、サッカーJリーグナビスコカップで優勝しトロフィーを掲げるG大阪・西野朗監督= 国立競技場(江角和宏撮影)  

プロフィル

 下薗 昌記(しもぞの・まさき) サッカージャーナリスト。1971年大阪市生まれ。大阪外国語大学(現・大阪大学)ポルトガル語専攻卒。南米のサッカー事情に詳しい。ブラジル・サンパウロ州スポーツ記者協会員。2016年、「ラストピース J2降格から三冠達成を果たしたガンバ大阪の軌跡」(KADOKAWA/角川書店)でサッカー本大賞を受賞

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