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“本物”のせごどん? 造幣局行幸時の写真巡り論争「資料には本人」「写真嫌いで特徴違う」…件の1枚、公開へ

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“本物”のせごどん? 造幣局行幸時の写真巡り論争「資料には本人」「写真嫌いで特徴違う」…件の1枚、公開へ

 また、肖像画でさえも弟と従兄弟の大山巌を参考に描いたとされるほか、東京・上野の西郷像も、夫人が「主人はこんな人じゃなかった」と語ったという話が残っているほどだ。

西郷隆盛肖像(国立国会図書館蔵) 西郷隆盛肖像(国立国会図書館蔵)

歴史的発見か 興味が尽きない1枚

 この写真が西郷と確認されれば、歴史的な発見となる。ただ、専門家は疑問を投げかける。「写真の人物は小柄すぎる」とするのは鹿児島県立図書館館長で志学館大学の原口泉教授。西郷の身長は178センチもあり当時体重は108キロで「周囲の大人と比べても特別に大柄とはいえず、本人ではないだろう」とみている。

 ただ、洋犬の飼い主が「当時の時代背景から西郷以外に考えられない」とし犬のリラックスした様子から「傍らにいたのではないか」と推測。「撮影時にあえてその場を離れたのだとしたら、いかに写真を嫌っていたかを物語っていて興味深い」と話している。

 大阪大学(日本近代史専攻)の猪飼(いかい)隆明名誉教授も否定的だ。西郷は幕末に薩長同盟を成立させ江戸城の無血開城を実現し、明治政府では参議筆頭として明治4年の廃藩置県に尽力。6年に征韓論をめぐる対立で辞職し、その後、西南戦争を起こして敗れて自害したが、写真の5年時には政府の最高官位にあった。

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