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【関西の議論】倒木直撃「トヨタ2000GT」、今も保管するオーナーの無念…訴訟和解も2億円の修理は断念

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【関西の議論】
倒木直撃「トヨタ2000GT」、今も保管するオーナーの無念…訴訟和解も2億円の修理は断念

平成26年6月、富山県南砺市の国道で、倒木が直撃して大破したトヨタ2000GT(代理人弁護士提供) 平成26年6月、富山県南砺市の国道で、倒木が直撃して大破したトヨタ2000GT(代理人弁護士提供)

 もっとも、破格ともいえる製造コストゆえ、「原価を考慮すれば、売っても利益が出なかった」とトヨタ博物館の担当者。赤字になるのは織り込み済みで、いわば「広告塔」として、トヨタが誇る技術力の高さを世界中に知らしめた。

 トヨタ2000GTはこうしてブランドイメージの向上に貢献した後、役目を終えて生産中止に。3年間で生産されたのはわずか337台、今では国内で100台程度しか現存していない。“幻の名車”とたたえられるゆえんだ。

3カ月かけて整備、直後に起きた悲劇

 原告側代理人によると、オーナーは車が唯一の趣味。18歳で運転免許を取得した当時はいわゆるスーパーカーブームで、当時からトヨタ2000GTに憧れを抱いていたという。いつかは手に入れたいと思っていたが、市場に流通する機会はほとんどなく、長らく購入するには至らなかった。

 だが、事故の3カ月前、自身が欲しかった型式をディーラーから紹介され、3500万円で購入。30年来の夢をついにかなえた。車は以前の所有者がコレクション用として保管していたため、10年以上も走行しておらず、約3カ月かけて整備。事故に遭うまでは試走程度しか公道を走っていなかったという。

富山県が1787万円支払うことで和解成立

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