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【大学発 社会をつなぐ】歴史的なキャンパスで建築に没頭 武庫川女子大(中)大学院建築学専攻博士後期課程3年、田中佑奈さん(26)

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【大学発 社会をつなぐ】
歴史的なキャンパスで建築に没頭 武庫川女子大(中)大学院建築学専攻博士後期課程3年、田中佑奈さん(26)

設計課題の制作に励む田中佑奈さん 設計課題の制作に励む田中佑奈さん

 武庫川女子大学生活環境学部建築学科への進学を決めたのはキャンパスに惹(ひ)かれたから。学舎は昭和5年に「甲子園ホテル」として建設され、現在は「甲子園会館」と呼ばれて同学科や大学院の授業が行われる。田中さんは「歴史的な建物空間の中で、存分に設計課題に取り組めるのは貴重な経験」と話す。

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 甲子園ホテル時代の食堂を利用したスタジオには1人1台の専用製図机が配置され、いつでも設計演習に取り組める。一方、同じキャンパス内に平成19年に誕生した建築スタジオは最先端の現代建築の粋を凝らしたガラス張りの外観。新旧2つの建築空間にものづくりの感性を磨くための環境が整えられている。

 田中さんは大学時代、自分の生まれ育った住宅地を例に地域コミュニティーの衰退要因を研究。卒業後は大学院に進み、修士課程では地元の阪神鳴尾(なるお)駅の高架化に伴う駅舎新築プロジェクトに参加し、ホーム待合室のデザインを担当した。「設計課題や研究活動に没頭できるのが一番の魅力」と語り、将来は研究者を目指し、まちづくりにも夢を広げている。

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