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【今週の注目記事】サッカー日本代表監督就任・西野氏のサッカーをひもとく3つのキーワードは…

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【今週の注目記事】
サッカー日本代表監督就任・西野氏のサッカーをひもとく3つのキーワードは…

2005年12月、G大阪を率いてJ1を制した西野朗監督(森本幸一撮影) 2005年12月、G大阪を率いてJ1を制した西野朗監督(森本幸一撮影)

教え過ぎない

 G大阪時代、西野氏は試合会場に向かうチームバスの中で、よくスペイン1部リーグの強豪、バルセロナの映像を流していた。スペクタクルなサッカーはバルセロナの代名詞でもある。

 「マイアミの奇跡」後の西野氏はバルセロナ流のボールを保持し、緩急自在に攻めるサッカーを積極的に取り入れた。当時のG大阪には、戦術理解度の高い遠藤をはじめ、それを実践できる選手がそろっていたこともある。

 08年にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制し、アジア王者となった。G大阪をJリーグ屈指の強豪に育て上げ、「昔は自分の引き出しにあるものを全部出そうとしたが、落ち着いたというか…。教え過ぎがなくなった」との境地にたどりついた。“大人の選手”の集まりだった当時のG大阪はソツがない成熟したチームだったが、一方で、がむしゃらさも少なかったように思う。

 選手とのコミュニケーション不足を理由にハリルホジッチ氏が解任された日本代表。G大阪時代の西野氏はミーティングや個人面談を行う一方で、プライベートでは選手と一線を画し、休日には趣味の寺社巡りでリフレッシュしていた。

 おそらく今回、西野氏に同じような余裕はないだろう。経験豊富な新指揮官は、引き出しの中からどんな処方箋を取り出すのか。いずれにしても、即効性がなければならない。

(4月12日掲載)

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