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バスのサイドミラーが接触 石灯籠が落下し81歳の歩行者死亡、伊勢

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バスのサイドミラーが接触 石灯籠が落下し81歳の歩行者死亡、伊勢

落下した石灯籠の上部=14日午後、三重県伊勢市 落下した石灯籠の上部=14日午後、三重県伊勢市

 14日午前9時55分ごろ、三重県伊勢市楠部町の県道で、三重交通(津市)の路線バスが歩道上にあった石灯籠に接触、灯籠の上部が落下し、歩いていた同市神田久志本町、無職、西沢政信さん(81)の頭部に当たった。西沢さんは病院に運ばれたが、死亡した。

 伊勢署などによると、灯籠は高さ約2・5メートル、落ちた上部は重さ約100キロあった。男性運転手(45)は「灯籠があることは知っていたが、確認不足だった」と説明。バス停で止まろうとして、フロント左側のサイドミラーが接触したとみて、詳しい状況を調べている。

 バスの乗客10人にけがはなかった。現場は伊勢神宮外宮の東約2キロで、近くに皇学館大がある。

 三重県伊勢建設事務所によると、落ちた灯籠の上部は接着剤や針金で柱に固定されていた。地元経済人らで組織した団体が1955年ごろ、伊勢神宮への信仰心を示す目的で県道沿いなどに設置していた。

 その後団体が解散、放置されていた。県は2015年度からの3年間で、地震で倒壊する危険性があるとして約90基を撤去、約330基が残っていた。

 年に1度、安全点検を実施しているが、昨年8月の点検で今回の灯籠に問題はなかったとしている。

 三重交通の担当者は「今回の事故を大変申し訳なく思う。亡くなった方のご冥福をお祈りし、このような事故を二度と起こさないよう再発防止に取り組む」と話した。

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