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【水中考古学へのいざない(22)】千葉沖で沈没「サン・フランシスコ号」海に消えたダイヤ、ルビー…

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【水中考古学へのいざない(22)】
千葉沖で沈没「サン・フランシスコ号」海に消えたダイヤ、ルビー…

16世紀末から19世紀初頭にかけて航行していたガレオン船(Cornelis Verbeeck画) 16世紀末から19世紀初頭にかけて航行していたガレオン船(Cornelis Verbeeck画)

 1609年9月、スペイン領フィリピン諸島総督、ドン・ロドリゴ・デ・ビベロを乗せた通称「マニラ・ガレオン船」と呼ばれるスペインの貿易船「サン・フランシスコ号」が千葉県御宿町の沖合で沈没した。助かった乗組員らは食料品などを持ち出したが、貴金属などは海に沈んだという。これまで同船はみつかっていない。今年4月以降、潜水調査する予定で、新たな発見に期待がかかる。

 †5度の台風に遭遇

 1609年7月25日、「サン・フランシスコ号」は僚船「サン・アントニオ号」と「サンタ・アナ号」とともにフィリピンのマニラからメキシコのアカプルコに向けて出帆した。途中5度の台風に遭遇し、船団はバラバラになった。

 「サン・フランシスコ号」もメーンマストを切り倒す羽目に陥り、漂流すること60日。9月30日未明、上総(かずさ)国夷隅(いすみ)郡岩和田(いわわだ)村(現千葉県御宿町(おんじゅくまち)の田尻海岸)の岩礁にぶつかり大破した。乗組員373人中56人が溺死、残る317人は岸まで泳ぎ助かった。やっとのことで持ち出した積み荷は、蜂蜜3樽、マンゴーの砂糖漬け2樽、衣類5樽。あとの貴重な積み荷は、海に流されたり、沈んでしまったという。

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