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河川跡から大量の「土器片」出土…洪水被害で移住か

遺跡内の川跡からは大量の土器片が出土した=兵庫県姫路市
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 兵庫県姫路市埋蔵文化財センターは、同市網干区和久の「関ノ口遺跡」から弥生時代中期後半(紀元前1~2世紀)と古墳時代初め(3世紀末)の集落跡や、大量の土器片を確認したと発表した。土器片は遺跡内の河川跡から出土しており、洪水で上流から流されたとみられる。同センターは「周辺にも集落があったのではないか」としている。

 関ノ口遺跡はJR網干駅の北側に位置し、全体の面積は約2万平方メートルと推定。同センターは市道建設に伴い28年10月から本格的な調査を始め、今回の調査地では今年2月から540平方メートルを対象に発掘していた。

 遺跡内の南北2カ所で河川跡を確認。北側は幅約6メートル、深さ最大約70センチで、一部しか出土していない南側の規模は不明だった。2本の河川に挟まれ小高くなった場所から弥生時代中期後半と古墳時代初めの竪穴住居跡が計7棟見つかった。

 また、2本の河川跡からは、洪水によって生じたとみられる土砂の中から弥生時代中期後半の特徴を示す土器片が大量に出土。吉備地方(現岡山県)で多く出土する分銅形の土製品も確認された。

 同遺跡のこれまでの調査では、弥生時代後期(1~3世紀後半)の土器が確認されておらず、同センターの福井優技術主任は「弥生時代中期後半に洪水が起こって住民が外部に移り住み、古墳時代に再び集落に住民が戻った可能性も考えられる」と話している。

 現地説明会は14日午後1時半。小雨決行。問い合わせは同センター(電話079・252・3950)。

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