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【ビジネスの裏側】和食イメージの京都、牛肉の街でもあった 有名店続々と

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【ビジネスの裏側】
和食イメージの京都、牛肉の街でもあった 有名店続々と

京都市内の外食店で行われた、「京都牛」と鹿児島県産の牛肉の食べ比べイベントのメニュー 京都市内の外食店で行われた、「京都牛」と鹿児島県産の牛肉の食べ比べイベントのメニュー

 京都府畜産課によると、千年の都・京都で牛肉を味わう歴史は古い。1310年の国内最古の和牛に関する書物に丹波牛を紹介する記述があるほか、明治の初めにはすき焼き店が開業した。

 府は生産拡大をもくろむが、課題もある。京都牛の畜産農家数は「跡継ぎの問題もあり、ほぼ横ばいで推移する」(府畜産課)といい、一気に生産量を増やせる状況にはない。ただ、京都市は中央食肉市場の新施設を4月から稼働させる。ブランド牛肉として輸出する態勢は整いつつある。

京都は全国一の消費地

 総務省家計調査(平成27~29年平均)によると、京都市は全国一の牛肉消費地。京都市の牛肉消費支出額は年間一世帯あたり3万8018円と全国主要都市の中で堂々の1位だ。

 こうした数字的な裏付けのほか、神戸牛や松阪牛、近江牛という日本三大和牛の生産地にも近い。京都は「肉といえば牛肉という文化が根付く」(大西雷三・京都食肉買参事業協同組合理事長)という土地柄でもある。

 京都を舞台に、牛肉をめぐる商売は激しさを増す。「京都出店は長年の悲願」と語るのは、神戸・三ノ宮で神戸牛のステーキレストランを経営するモーリヤ(神戸市中央区)の森谷寛社長。京都・祇園で3月4日、京都初の店舗を開業した。牛肉を提供する外食店がひしめく京都で、インバウンド(訪日外国人客)にブランド牛として浸透する「神戸牛」を提供することに商機があるとみて、将来は京都で5店舗の出店を目指すとしている。

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