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【エンタメよもやま話】プリンセスの人物設定めぐり物議 米ディズニーに多様性や公平性を求める声の真実

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【エンタメよもやま話】
プリンセスの人物設定めぐり物議 米ディズニーに多様性や公平性を求める声の真実

「米家族計画連盟(PPFA)」のペンシルベニア州の支部がディズニー・プリンセスに“多様性”を求めるツイートを行った騒動について報じる米紙ワシントン・ポスト(電子版3月28日付) 「米家族計画連盟(PPFA)」のペンシルベニア州の支部がディズニー・プリンセスに“多様性”を求めるツイートを行った騒動について報じる米紙ワシントン・ポスト(電子版3月28日付)

 ちなみに、社員1284人の英国企業の場合、男女間の賃金格差は平均19・8%、中央値13・5%で男性の方が多く、ボーナスだとこれが平均77・2%、中央値23・2%とさらに拡大するので、ディズニーの格差は、まあそれほどでもないと思うのですが、実は、同じ米の娯楽・メディア系企業の英国法人の場合、NBCユニバーサルだと給与の平均が3・2%、中央値が6・2%、バイアコムが平均2・85%と、男性の方が多いとは言うものの、差がかなり小さかったため、ディズニーが悪目立ちしてしまったのでした。

 この結果についてディズニー側は「われわれは組織全体で採用している女性の割合を誇りに思っており、その役割、経験、業績に基づいて報酬を支払い。プロモートしています」と明言。

 そして「男女間の賃金格差を含むこうした統計は、労働者全体における男女間の平均賃金の差額だけを測定するため、われわれの全体論的なアプローチを反映していません」と異議を唱え「弊社では男性と女性が同じ仕事をすることで均等かつ公正に給与を支払っていると確信しています」と説明。

 同等の仕事に同等の報酬を支払う方が、平均賃金(という概念)よりも、公平さという点で尺度が強力であるとの考えを示し、今回の数字を重視しない考えを強調しました。

 今回のディズニーを巡る一連の騒動で“公平”や“公正”という概念について考えさせられました。

 確かにディズニー・プリンセスが、厳しい現実社会で生きる女性像を代表しているとは言えない一面も無論、あるのでしょう。そして男女間の賃金ギャップの問題では、男であるというだけで、給与が高いという一面もあるのでしょう。

 とはいえ、とりわけ後者の場合、数字のマジックみたいな要素が無きにしもあらず的な話でもあります。ディズニーというブランドを“清く、正しく、美しく”的な見方で叩(たた)くのもどうかと思います。

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