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3歳児にも本をプレゼント 明石市で5月から「ブックセカンド」事業

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3歳児にも本をプレゼント 明石市で5月から「ブックセカンド」事業

明石市がブックスタートで配布している絵本など=同市役所 明石市がブックスタートで配布している絵本など=同市役所

 明石市は5月から、3歳児に書籍を贈る事業「ブックセカンド」を始める。4カ月健診で乳児に本を贈る「ブックスタート」に続く取り組みで、子供の頃から本に親しんでもらうことで読書の習慣付けにつなげる。ブックスタートは多くの自治体が実施しているが、2回目の贈呈は県内で初めてという。

 ブックスタートは英国発祥で、国内では平成12年の「子ども読書年」を機に始まった。親子に本の楽しさを伝える運動として県内では姫路市や宝塚市、淡路市など約20市町に広がり、明石市でも29年2月にスタートした。

 同市ではJR明石駅前の再開発ビル「パピオスあかし」に市民図書館とこども健康センターが同居する利点を生かし、4カ月健診でセンターを訪れた赤ちゃんにその場で図書館司書が読み聞かせを行い、反応を見ながら本を選ぶのが特徴。保護者アンケートでは約88%が絵本を楽しむ時間が増えたと回答した。

 ブックセカンドは本に触れ合う機会をさらに広げるのが目的で、全国では東京都葛飾区や京都府宇治市、鳥取県境港市などが導入している。

 対象は市内の3歳児約3千人。3~5歳は行動範囲が広まり、社会性や聞く力が高まる時期で、いろいろな絵本を楽しむことができる「読み聞かせ黄金期」といわれている。

 3歳児健診の会場で図書館職員らが絵本のアドバイスを行った後に引換券を配布。図書館の児童書エリアで5種類の中から1冊を受け取ることができる。書籍は、子供の幅広い興味に対応できるよう「昔話」「言葉遊び」「乗り物」などの分野から、親子のコミュニケーションが図りやすい内容のものを市が選ぶ。

 市の担当者は「図書館で本を配布することで、幼児が来館するきっかけづくりにしたい」と話している。

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