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【私の時間 シネマ】すさんだ男たちに魅かれ…映画「孤狼の血」でヒロイン熱演の阿部純子

映画「虎狼の血」でヒロイン役を熱演する女優・阿部純子=広島市南区のホテルグランヴィア広島(鳥越瑞絵撮影)
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 「仁義なき戦い」など東映任侠(にんきょう)映画の全盛期を想起させる映画「孤狼の血」が5月12日から大阪・梅田ブルク7などで封切られる。登場するのは悪徳刑事や暴力団員などすさんだ男たちばかり。そんな中で、真木よう子とともに、ヒロインの1人を演じる。

 「そうそうたる男優陣の中、私はただ付いていくのに必死で…」。キャストで最も若手の24歳、阿部純子は謙虚にこう語るが、複雑に入りくんだミステリーのカギを握る重要な役を演じる。

 舞台は昭和63(1988)年、広島。刑事の大上(役所広司)と日岡(松坂桃李)は暴力団系列の金融会社社員の失踪事件を追っていた。捜査中に負傷した日岡を大上は薬局へ連れて行き、薬剤師の桃子(阿部)に手当てしてもらう。日岡と桃子は次第にひかれ合うが…。

 映画は全編、広島県呉市で撮影。セリフは呉弁だ。

 「呉弁のセリフをレコーダーに吹き込んでもらい、何度も聞いて覚えたのですが、細かいニュアンスが分からず悩みました」。撮影現場の片隅でセリフを練習している阿部に、「そのセリフはこんなニュアンスで…」と役所が声に出して読み上げてくれたという。

 「役所さんは自分のセリフだけでなく共演者のセリフもすべて覚えていた。改めて、そのお芝居に懸ける姿勢に教えられました。共演できて本当によかった」

 平成5(1993)年、大阪府生まれ。府立北野高校へ進学し、在学中に映画デビュー。カンヌ国際映画祭など海外で高く評価された河瀬直美監督の「2つ目の窓」(平成26年)で主演を務め、サハリン国際映画祭主演女優賞を獲得する。だが、このとき「演技力が足りない」と自覚。ニューヨーク大へ留学し、「演劇科で基礎を学び直しました」と語る。

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