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【関西の議論】一度決めた「定数削減」覆し「増員」決めた三重県議会…「議員の自己保身」「県民への背信」の声

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 定数削減条例は人口減少が進む県南部の7選挙区を6選挙区に、定数を15から9に減らすもので、25年から26年にかけて議論し26年5月に可決、成立した。周知期間を置くため27年4月の県議選では適用せず、31年春の次回選挙から実施することになっていた。

 これにより、一票の格差は2・93倍から1・66倍に改善、議会の経費も年間5億円超削減できると見込まれていた。

 しかし、間もなく定数削減見直し論が台頭した。工業地帯を抱える四日市市など北部と、過疎化が進む熊野市など南部との格差が広がる「南北問題」に取り組むためにも、南部の議席を減らしてはいけない、との理由だ。

 県議会は再び特別委員会で定数問題を取り上げ、28年から今年2月まで2年間にわたり審議した。しかし賛否は拮抗(きっこう)し、結論を出せなかった。

 ところが2月末、南部選出の議員5人が突如、定数を51に戻す条例改正案を提出した。県民への周知期間を考えると、定数の再変更は4月がリミットだったのだ。

背景に「自民VS民進」

 ここにきての条例改正案の提出は「禁じ手」との指摘もあった。「一度決めたことを覆すなど無責任だ」「議員の保身」との批判も強く、本会議に先立って審議した特別委員会は定数増の条例案を否決した。にもかかわらず「本会議での採決の行方は分からない」との見方が議会内では大勢だった。

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