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【萌える日本史講座】天皇即位「大嘗祭」の源流か 弥生時代の絵画土器、神聖な米を納めて国の安寧を願う

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【萌える日本史講座】
天皇即位「大嘗祭」の源流か 弥生時代の絵画土器、神聖な米を納めて国の安寧を願う

 大阪府茨木市の中河原(なかがわら)遺跡で、建物5棟が描かれた弥生時代中期後半(約2千年前)の土器が見つかった。収穫された新米を納める高床倉庫とみられ、五穀豊穣(ほうじょう)を願う祭祀(さいし)に使われたという。新米を神にささげて国家・国民の安寧を祈る儀式は古来、「新嘗祭(にいなめさい)」と呼ばれ、皇居では今も毎年11月23日に行われている。新天皇が即位後初めて行う新嘗祭は、皇位継承において最も重要な儀式とされる「大嘗祭(だいじょうさい)」。来年11月に、新天皇によって営まれる予定だ。発掘された土器は、米を大切にする文化の源流が弥生時代にあることを物語る。(小畑三秋)

 神社のような屋根飾り

 見つかった土器(縦21センチ、横25センチ)は壺の一部とみられ、直径約1・8メートルの穴から出土した。描かれていた建物は、いずれも切妻(きりづま)と呼ばれる屋根で高床式の構造。建物に入るための長いはしごも表現されていた。屋根の両端にはV字形の飾りが描かれ、伊勢神宮(三重県伊勢市)や出雲大社(島根県出雲市)などの神社建築にある「千木(ちぎ)」とみられる。

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